・大学生のうちに貯金をしておくメリットはあるの?
このような疑問を解決します。
記事の内容
・大学生のうちにどのくらい貯金をすれば安心?
・大学生が貯金をする目的とは?
・大学生のうちに貯金をしておくメリット
・大学生が貯金だけしていると逆に不安が残る
社会人になった時に備え、貯金をしようと考えている大学生の方もいるでしょう。
本記事では、具体的に「どのくらい貯金をしておけば安心なのか」を深掘りして解説しています。
大学生で、これから貯金を考えている方向けの内容です。
目次
大学生のうちにどのくらい貯金をすれば安心?
結論、人それぞれです。
大学生のうちに貯金をする目的がある場合は、その目的に応じた額を貯金すると安心できると思います。
「明確な目的はないが、社会人になった時のために貯金をしたい」と考えている方は、一人暮らしでかかる生活費の目安を知っておきましょう。
一人暮らしでかかる生活費
一人暮らしでかかる1ヶ月間の生活費は、平均で16万3,781円です。
また、4年生大学卒の初任給の平均は、21万3,003円です。
このため、平均のデータで計算すると、月に5万程度お金が残る計算になります。
しかし、社会人1年目は、これに加えて家具を揃えるお金もかかるでしょう。
とはいえ、会社によっては、住宅手当などの手当が出るケースもあるため、多少前後します。
これらを考えると、社会人1年目を普通に生活する場合、給料にプラスで月2〜3万程度を使えるほどの貯金があると良いでしょう。
「〇〇円を貯金をすれば安心」というのは、それぞれが今後にどのような用途でお金を使うかによって変わるので、あくまで目安として考えるのが大切です。
参考:総務省 家計調査
-
【注意】大学生がお金を使いすぎない方法5つ【浪費を防げます】
続きを見る
大学生が貯金をする目的とは?
主な目的は、以下の5つです。
- 就職活動
- 社会人1年目の生活費
- 卒業旅行
- 留学
- 脱毛
それぞれの目的について、深掘りして解説します。
就職活動
就職活動をする際には、お金がかかります。
企業説明会や面接の会場に行ったり、服装を整えたりするため、ある程度のお金が必要です。
・スーツ:4~5万円
・カバン:4,000~5,000円
・靴:2足で4~5万円
・交通費:3~5万円
・証明写真:1万円
・飲食:2~3万円
応募する企業の数によって、費用は前後します。
志望先の企業が遠いと、交通費が高くなることもあるでしょう。
このように、大学生の中には、就職活動のために貯金をする方もいます。
社会人1年目の生活費
社会人1年目の生活費のために、貯金をする大学生もいます。
社会人になり、一人暮らしを始めると生活費を自分で全て払う必要があります。
また、1年目は家具を揃えたり、仕事で使用する服や物を揃えたりする必要もあります。
大学生が貯金をするのは、社会人1年目の生活に備えるという目的もあるのです。
卒業旅行
大学を卒業する上で、卒業旅行を計画している方もいます。
卒業旅行にかかるお金を、大学生活の中で貯金する人も多いです。
卒業旅行でかかるお金は人それぞれですが、中には10万円以上をかけて、長期的な旅行をする方もいます。
3〜4万円程度で卒業旅行を計画している場合は、そこまで貯金をする必要はないでしょう。
留学
大学生の中には、留学を計画している方もいます。
このため、留学にかかる費用を用意するために貯金をしている方もいます。
1週間程度の短期留学の場合は、地域にもよりますが、10〜20万円程度あれば、問題ないでしょう。
また、1年間のワーキングホリデーの場合は、100万円以上が相場です。
大学生の留学には、高いお金がかかるため、できるだけ安く留学ができるように、留学のプロに相談するのが有効です。
脱毛
女性だけでなく、男性でも脱毛をする大学生の方がいます。
脱毛には、数十万のお金がかかるため、そのお金を貯金をしているケースもあります。
大学生のうちに脱毛をしたい方や、社会人になってすぐに脱毛をしたい方は、ある程度の貯金をしておくと良いでしょう。
-
大学生が貯金をするのは意味ない?【明確な目的があれば貯金しよう】
続きを見る
大学生のうちに貯金をしておくメリット
メリットは、以下の通り。
- お金の貯め方がわかる
- 精神的に安定する
- 社会人になった時に役立つ
大学生のうちに貯金をするメリットがいくつかあるので、それぞれ説明します。
お金の貯め方がわかる
大学生のうちにお金の貯め方を知っておくと、今後の人生にも活かせるでしょう。
社会人になってからも、お金を貯める力は必要です。
一人暮らしの生活費やその他にもかかるお金を自分で管理する必要があります。
収入と支出を計算し、お金を貯めるのは誰にでもできることではありません。
このため、大学生のうちに貯金をし、お金の貯め方を知っておくと良いでしょう。
精神的に安定する
貯金をしておくことで、精神的にも安定しやすくなるでしょう。
ある程度の貯金があると、将来に対する不安が少なくなります。
また、何かに挑戦する際にお金が必要な時、貯金があるとスムーズに挑戦することも可能です。
このため、さまざまなことに挑戦しようという意欲が出やすくなります。
大学生の間は、自由な時間が多いため、多くのことに挑戦できる期間です。
ある程度の貯金をし、起業をしてみたり、副業を始めてみたりするのもおすすめです。
社会人になった時に役立つ
大学生のうちに貯金をすると、社会人になり、一人暮らしをするようになった時に役立ちます。
一人暮らしの生活費や、仕事をする上で必要な服や物を購入する際には、お金がかかります。
大学生活で一人暮らしをしている場合は、ある程度、どのくらいの費用がかかるか理解できているかもしれません。
しかし、大学生の間は実家暮らしの場合、初めての一人暮らしになるため、お金に余裕を持っておくことが大切です。
このため、社会人になった時のことを考え、大学生のうちにある程度の貯金を行うメリットはあるでしょう。
大学生が貯金だけしていると逆に不安が残る
大学生のうちに、ある程度の貯金をしておくメリットはあります。
しかし、貯金だけしていても安心するどころか、卒業した時に逆に不安が残る可能性もあります。
具体的には、以下のような不安です。
- 大学時代に得た経験が少ない
- 身につけた知識やスキルがない
上記の2点について、詳しく解説します。
大学時代に得た経験が少ない
貯金だけしていると、大学時代に得た経験が少ないまま卒業してしまう可能性があります。
貯金をすることばかりに目的を定めてしまうと、お金を使って旅行をしたり、ビジネスに挑戦してみたりすることができず、得られる経験が少なくなりやすいです。
しかし、貯金ばかりしていると、お金を使って何かに挑戦することができず、結果的に得られた経験が少ないまま、卒業してしまうのです。
とはいえ、明確な目的があり、それに向けて貯金をすることは大切なことです。
しかし、将来の不安をなくすために貯金をしすぎたことにより、卒業した時には得た経験が少ないことに気付き、結果的に不安が残ってしまうのです。
ある程度の貯金をする中で、さまざまな経験をするためにお金を使うことをおすすめします。
身につけた知識やスキルがない
大学生で貯金をしている方の多くが、アルバイトでお金を稼ぎ、貯金をしているでしょう。
しかし、アルバイトで得られる知識やスキルは少ないです。
このため、アルバイトでお金をたくさん貯めて大学を卒業すると、身につけた知識やスキルが少ないということにもなりかねません。
ただし、アルバイトとは別で、資格を取得したり、将来的に進みたい分野について勉強し、知識やスキルを得たりすることも可能です。
とはいえ、お金を使って得られる知識やスキルは将来的にも活かしやすいです。
例えば、読書をして専門家の知識を取り入れたり、副業を始めてビジネスをしてみたりすることが挙げられます。
特に、副業は幅広い業界で活用しやすいITスキルを身につけやすく、プラスでお金を稼ぐことも可能です。
このため、ある程度の貯金をした上で、副業でスキルを身につけながらお金を稼ぎ、さらに貯金額を増やすことが効果的です。
大学生におすすめの副業は、以下で深掘りして解説しています。
»【おすすめ】大学生のお金の稼ぎ方8選厳選!【バイト以外限定】
まとめ:大学生で安心できる貯金額は人それぞれ
大学生で安心できる貯金額は、貯金をして何に使うのかによって変わります。
留学や旅行をするためなのか、起業するためなのかなど、目的次第です。
特に、明確な目的はなく、何となく社会人になった時に困らないようにするための貯金であれば、20〜30万程度でも良いと思います。
社会人は、お金よりも時間がないのに対し、大学生には多くの時間があります。
ある程度の貯金は必要ですが、貯金をしすぎてもそこまでメリットはないでしょう。
大学生は、貯金をしすぎず、正しくお金を使うことが大切です。