このような疑問を解決します。
記事の内容
・「新卒で派遣はやめとけ」の結論
・新卒で派遣社員になるデメリット
・新卒で派遣社員になるメリット
・新卒で自分に合う会社を探す方法
就活をする中で、正社員として働きたい会社が見つからないという人もいます。
この場合に、新卒で派遣社員になることを検討している人もいるでしょう。
しかし、周りの人に「新卒で派遣はやめとけ」と言われることが多く、なかなか決断できないケースが多いです。
本記事では、「新卒で派遣はやめとけ」の答えが理解できる内容を解説しています。
記事の後半では、新卒で自分に合う会社を探す方法も紹介しているので、最後までご覧ください。
目次
「新卒で派遣はやめとけ」の結論
結論、基本的にはやめておいた方が良いです。
現在の日本の社会では、よほどの理由がない限り、新卒で派遣社員になるメリットが少ないです。
派遣社員にはいつでもなれる
正社員は、いつでもなれるわけではありません。
派遣社員から正社員になる人もいますが、可能性は低いです。
実際に、厚生労働省の2018年のデータによると、派遣社員から直接雇用に転換した人は、52%です。
また、この直接雇用は正社員だけでなく、契約社員やパート・アルバイトも含まれます。
上記のデータから、派遣社員から正社員に転換した人は半分以下と考えて良いでしょう。
正社員は新卒採用があるため、できるだけ新卒で正社員になることが望ましいです。
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新卒で派遣社員になるデメリット
新卒で派遣社員になるデメリットは、以下の4つです。
- スキルがないと不利になる
- 転職をするのが難しい
- 収入が低い
- 待遇が悪い
順番に解説します。
スキルがないと不利になる
派遣社員は、スキルによって給料が大きく変動します。
新卒の場合、スキルがない状態で就業する可能性が高いので、不利になります。
デザイナーやエンジニアなど、より専門性の高い分野になると、さらに給料が変動しやすいでしょう。
対して、新卒で正社員の場合は、スキルによって大きく収入が変化することが少ないです。
新卒でスキルがある人は少ないので、派遣社員になると不利になりやすいのです。
転職をするのが難しい
派遣社員は、正社員よりも世間的に評価されにくいです。
転職をする時も、職歴が派遣社員の場合は、難しくなることが多いです。
「3年間正社員で働いた人」と、「6年間派遣社員で働いた人」では、前者の方が転職しやすいでしょう。
派遣社員で専門性の高いスキルを身につけ、スキルをアピールできれば転職することも可能です。
ただし、今後のキャリアを考えるのであれば、転職しやすい正社員を選んだ方が良いでしょう。
収入が低い
派遣社員は、正社員と比べて収入が低いです。
基本給は、そこまで大きな差はありませんが、派遣社員は賞与やボーナス等がありません。
年収で計算すると、正社員と大きく差が開きます。
また、正社員は勤務年数や成果に応じて収入が上がりやすいのに対し、派遣社員は収入が上がりにくいです。
新卒で派遣社員になる際に、収入面は大きなデメリットです。
待遇が悪い
正社員と派遣社員では、待遇にも大きな差があります。
派遣社員は、社内施設の利用制限や育児・介護系の手当が受けられないなど、待遇も悪いです。
正社員は、住宅手当や社食、特別休暇など多くの福利厚生があります。
保険などの法定福利に大きな差はありませんが、住宅手当や交通費の支給、研修制度などの法定外福利に大きな差があります。
新卒で派遣社員になるのは、待遇面にもデメリットがあります。
新卒で派遣社員になるメリット
メリットは、以下の2つ。
- 希望する条件で働きやすい
- さまざまな仕事を経験できる
それぞれ、具体的に解説します。
希望する条件で働きやすい
派遣社員は、勤務時間や勤務地を自由に選ぶことができるなど、希望する条件で働くことが可能です。
新卒で働く上で、自分や家族の時間を優先したい人には、大きなメリットです。
また、あらかじめ契約上で条件を定めていれば、残業をする必要もありません。
収入や待遇面、転職のしやすさよりも、プライベートを優先したい人にはメリットが大きいです。
さまざまな仕事を経験できる
正社員で採用されるのが難しい業界でも、派遣の求人は多いケースがあります。
このため、派遣社員になることで、さまざまな業界の仕事を経験できます。
例として、IT系の会社には未経験でもできる業務が多くあるため、派遣社員で経験できるでしょう。
ただし、さまざまな仕事を経験したいのであれば、アルバイトでも変わりません。
また、派遣社員としてスキルを身につけたいのであれば、正社員で仕事をしながら副業をした方が良いでしょう。
正社員になった後に、副業でスキルを身につけてフリーランスとして働くことも可能です。
新卒で派遣社員になるメリットは、正社員になってからでも得られるでしょう。
新卒で自分に合う会社を探す3つの方法
新卒で派遣社員を検討している人の中には、正社員として働きたい会社がない人もいるでしょう。
しかし、新卒で自分に合う会社を探す方法はあります。
- スカウト型の新卒採用サービスを活用する
- 企業の人事や社長が集まるイベントに参加する
- 本当に合う企業を3,4社のみ紹介してもらう
正社員の新卒採用がある企業で、自分に合う会社を探すのは、簡単なことではありません。
以下で、深掘りして解説します。
スカウト型の新卒採用サービスを活用する
まず、1つ目がスカウト型の新卒採用サービスを活用すること。
自分のプロフィールを登録すると、企業側がプロフィールを見てオファーをするため、ミスマッチが減ります。
オファーが来た企業について確認し、自分で企業を選んで次のステップに進めるので、ブラック企業のスカウトがあっても無視すればOKです。
また、【実体験】スカウト型のおすすめ新卒採用サービス3つで紹介しているサービスは、オファーの受信率が90%を超えています。
9割以上の就活生にオファーが届くので、オファーされた企業の中から自分に合う企業を探すことをおすすめします。
企業の人事や社長が集まるイベントに参加する
MeetsCompanyのイベントに参加するのも、有効だと思います。
MeetsCompanyは、就活生向けに企業の人事や社長が集まるイベントを全国各地で開催してています。
上記のイベントに参加して内定先を決めている人が、年間で5,000人以上います。
上場企業からベンチャーまで2,000社以上の優良企業があるため、自分に合う企業を探せると思います。
本当に合う企業を3,4社のみ紹介してもらう
よくある新卒向けの就職エージェントでは、多くの企業を紹介されて、結局どの企業が自分に合うのかわかりません。
このため、JobSpringのように、自分に本当に合う企業を3,4社ほど厳選して紹介してもらえるサービスを探しましょう。
自分が志望先に何を求めるのか、どのような企業と相性が良いのか等、企業について調べるだけではわからないことも多いです。
新卒採用サービスは、正社員の選考に進むケースがほとんどなので、積極的に活用するのが一般的です。
まとめ:新卒で派遣社員になるのはデメリットが多い
新卒で派遣社員になるのは、デメリットが多いです。
派遣社員にはいつでもなれますし、今後のキャリアに影響を及ぼす可能性も高いのは事実です。
ただし、正社員で働きたい企業がない人もいるでしょう。
その場合は、以下のような方法を活用すると、自分で働きたい企業を探すことができます。
新卒で自分に合う会社を探す方法
・企業の人事や社長が集まるイベントに参加する
・本当に合う企業を3,4社のみ紹介してもらう
現在は、自分に合う企業を探す手段がたくさんあります。
新卒で派遣社員を選ぶのではなく、自分が正社員として働きたいと思う企業を見つけた方が賢明だと思います。